8/22(火)、8/29(火)の練習は、西本先生の指導でした。
「しゃぼん玉」と「毬と殿様」の2曲。
相愛大学「愛響祭」の演奏曲は、これに「さすらいの唄」を加えた3曲となります。
♪「しゃぼん玉」♪
前にも書きましたが、スタッカート、テヌート、アクセントなどの記号がついてよくついています。
そうかと思うと、スラーになったり。歌い分けをする必要があります。
特にスタッカートについては、する人としない人がいると、どうしてもしない人が長く伸ばしてしまい、めだってしまうので
みんなきっちりスタッカートしましょう。
(他の記号ももちろんそうですが、特にスタッカートは目立ちます)
メロディーが色々なパートに行くので、どこのパートがメロディーを歌っているかをしっかり理解して歌って下さい。
最初の「しゃぼんだま とんだ やねまで とんだ」は女声がメロディーを歌い、その後男声がかざりのように歌うので、
男声は雑に入ってはいけません!
練習番号Bからは男声メロディ、女声はメロディの飾りですが、現時点は男声よりも女声が大きくなっています。
歌うのに必死で男声パートとの関連性まで気が回らないと思われます・・・。
音とリズムが身体に入ったら、全体における役割をしっかりと理解して歌うようにしましょう。
男声は逆に頑張って歌いすぎかと思います。女声が大きすぎることが原因と思いますが、これも歌詞の内容考えると
張り上げて歌うものではないので、楽しげな感じが出るmfで歌いましょう。
練習番号Cからは一転、祈りのような演奏になります。
ハミングのパート、綺麗にハモリたいですね。「ベース+テノール+ソプラノ下」にソプラノ上がうまく乗っかれるか、
がポイントかと。カンニングブレスをうまく使いながら、パート全体で途切れないようにしましょう。
(各パート内でブレスの位置を決めておいた方が安全と思います)
アルトとベースが一緒にメロディ歌うところ、ベース優しく歌おうとしてか、逆に弱弱しく聴こえます。音程はしっかりと。
29P 2段目の 3小節目よりテナーのソロ。「待ってました!」という感じでしょうが、あくまで祈りのソロですので大きくなりすぎ
ないように。優しく音色統一して歌いましょう。
テナーのソロ→ベース入る(ベースメロディー)→アルト・ソプラノ入る(アルトメロディー)と、祈りはどんどん強くなります。
(mp→mf→f、かつパートが増えていく)。自然に気持ち盛り上がると思いますので、祈りをささげて下さい。
30Pはp。ページ変わるので忘れないように。
Uh~のところは段々重なっていきますが、ここもとても長いので、カンニングブレスをうまくしましょう!!!
♪毬と殿様♪
この曲は明るいです!しゃぼん玉の次に演奏することになりそうですが、気持ちをがらりと切り替えて下さい。
内容を見ると、毬がころがって殿様と一緒に旅をして、最終的に紀州の国(和歌山)に帰ってみかんになるという、
なんとも良く分からない話ですが、これは論理的にどうこう、というものではなく、話の流れを楽しむだけかと思います。
曲もそのように作られています(なぜかジャズっぽいですが、遊びの一部でしょう)。
さて明るい曲なので、はきはきと歌いましょう。言葉が分からない可能性あるので、しっかりと発音しないといけないですね。
(とはいえ、男声にありがちな「気合いをいれて「オラオラ~!」って感じできつく歌う」のではないと思います。)
「楽しい」歌なのであって、それを歌い方でダメにしないように・・・。
この曲は、皆さま音は大体とれているようなのですが、歌いなれしすぎて、ずーっと流れ過ぎているような気がします。
歌っているうちに何を歌っているかわからなくなりがちなので、歌詞の意味を感じながら歌いましょう。
ベースの「ころりころりころり」は、まだまだ音程不安定です。ベースしか歌っていないので、ここは音程とリズムを死守して
下さい!
36Pの「もしもし紀州のお殿様~」(女声)は甘えた感じで。男声を籠絡する?ような感じでもいいかもしれません。
78小節目からはいきなり明るく軽く、その「お近づきになりたーい」という色っぽい感じ、小悪魔のような感じ?
はウソだったんかいな!という流れになりますが・・・。
37P~38Pは幻想の世界です。旅の世界を表しているのでしょうか?3年たってももどりゃせぬ・・・。
最後のもどりゃせぬ、は綺麗に行きたいですね。ハーモニーがもどりゃせぬ、にならないように。
39Pからは最初と同じく元気に。構成も最初とまったく同じです。
40Pの123小節から急に感じが変わるのですが、pから始まり、crescして最後がフォルテで終わる理由はなんでしょうか?
・・・あまり意味はないのかもしれません。
この2週はこの2曲ばかりでした。愛響祭があるので自然とそうなるでしょうが、同じ歌ばかり歌っていると雑になる可能性も
ありますので、毎回初心に戻った演奏をしてみたいですね。